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生物多様性(Biodiversity)について

2009.08.08(07:10) 185

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が来年の10月18日から29日まで名古屋国際会議場で行われます。
環境省の世論調査では、一般の人の“生物多様性”への認知度は35%であるらしい。皆さんは35%に入っていますか?あるいは、生物に関わっている皆さんは、認知していない人にわかりやすく、詳しく伝えることができますか?
環境省の生物多様性地球戦略企画室のパンフレットを入手したので、今日のブログでは、それに沿って簡単に説明したいと思います。(長くなります。環境省のページを見たほうが、絵があってわかりやすいです。ここでは、自分の勉強のために書いているようなものです。)
生物多様性とは、生きるものたちの豊かな個性とつながりのこと。文字通りです。多様性には3つの大きな概念;生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性を含みます。私たちが日々当たり前と思っている事柄の多くは、実は生物多様性のもたらす恵みのうえに成り立っています。研究者の中ではその恵みを“生態系サービス”と呼んでいます。例えば、大気と水は健全な生態系によって支えられています。食料や紙製品、医療品等、私たちの暮らしの基礎となる部分は生物由来です。また、地域固有の伝統文化は、自然と一体となって育まれています。そして自然は山地災害の軽減や土壌流失の防止、津波への防波効果など私たちの住環境を守ってくれます。
現在、地球全体の生物多様性が危機にさらされています。人類がいなかったときも自然現象等の影響で生物の大量絶滅が起こった地球ですが、現在は第六の大量絶滅時代と呼ばれ、絶滅の主原因が人間活動であるといわれています。第一に考えられるのは、開発や乱獲など、直接的な人間活動による種の減少・絶滅、生息・生息地の減少です。世界では年間130,000km2の森が失われています。そして第二は、意外にも、人間活動が縮小することで引き起こされる危機です。“ハテナ?”と思われる方も多いと思いますが、日本では里地里山などの手入れ不足などによって自然の質が低下することで、例えばシカやイノシシなどの分布拡大による地域の生態系への影響などが出しまうような場合があります。第三の危機は、外来種や化学物質などの持込による生態系の乱獲です。南アフリカのフィンボス地域の絶滅の恐れのある種の80%が外来種による影響を受けているらしいです。そして最後は、地球温暖化による危機です。予測例として地球の平均気温が1.5~2.5℃の上昇で地球上の約20~30%の動植物種の絶滅リスクが上昇するとされています。
このままいくと生態系サービスが提供されなくなり、私たちに人間の「いのち」と「くらし」を脅かすことは容易に想像できます。そこで1992年リオ・デ・ジャネイロで開かれた地球サミットで生物多様性条約が生まれました。この条約の目的は、1.地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること、2.生物資源を持続可能な方法で利用すること、3.遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衝平に配分することです。
2010年は国連の定めた「国際生物多様性年」であり、条約の2010年目標の達成年であり、来年のCOP10では、目標達成状況の評価とその後の目標が議論されます。議長国である日本の責任は重く、日本のリーダーシップに大きな期待が世界から寄せられている(環境省曰く)。
COP10の主要議題は条約戦略計画の改訂や遺伝資源の取得と利益配分に関する国際的枠組みの検討終了のほか、海洋及び沿岸の生物多様性、保護地域、生物多様性の持続可能な利用、生物多様性と気候変動、ビジネスと生物多様性、都市と生物多様性、資金メカニズム、科学的基盤の強化など様々な議題が予定されています。
この会議をきっかけに、人々への生物多様性の認知度は上がり、地球規模での持続可能な社会作りが発展していくことを願ってやまないと同時に、自分は何ができるかを常日頃考えて、生物多様性を研究してきた一員として何らかの形で旗揚げを狙いたいと思います。

昨日は企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)東北大学生態適応GCOEとの意見交換会に参加させていただきました。企業が取り組む生物多様性の最前線を紹介していただき、非常に面白かったです。参加人数に制約があったため、聞きたくても参加できなかった人も多くいるのではないかと思いますので、明日のブログでは、この内容や感想などを書き込みたいと思います。




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